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PDCA研究所:セミナー研修のラーニングモアの日々つれずれ、担当の前田です。
今日のテーマはフェルミ推定とはです。
ビジネスにおけるフレームワークとは、共通して用いることが出来る考え方の枠組みのことを指します。
MECEやPDCAサイクル、3C分析など有名なものはたくさんあります。
フェルミ推定とはこのようなフレームワークの1つです。
一見答えを出すことが難しい問題に対し、いくつかの手がかりを元に論理的に推理して短時間で回答を導き出す考え方です。
「数字を言語化して説明する」「言語を数字化して説明する」能力と言ったりします。
外資系企業の面接などで活用されていることが多く、
「東京には何台のタクシーがあるか?」
「日本にあるマンホールの数は?」
など、一瞬「そんなのわかるはず無い!」と思われるような問題に対し、説明がつくようにするためのフレームワークです。
理系の人が得意な分野のように感じられるかもしれませんが、 文系・理系関係なく、訓練すればだれでも習得することができます。
たとえば「東京には何台のタクシーがあるか?」 という問題。
まずは、タクシー需要にはどのようなものがあるかを考えます。
お年寄り?妊婦さん?観光客?残業帰りのサラリーマン?
これに対し、東京の人口や年齢の分布、年間の観光客数やそれぞれの使用する時間帯などの情報を組み合わせて、それらの需要から、
論理的に説明のつく推定ができればいいわけです。
押さえておいてほしいことは、フェルミ推定ではぴったり正しい数字は求めていないということです。
答えが桁外れにずれていたら問題ですが、それらしい数字であればよいのです。
あとは論理的思考力と、それを説明できる能力だけが求められていると言っても過言ではありません。