ブログをお読みいただきありがとうございます。
PDCA研究所:セミナー研修のラーニングモアの日々つれずれ、担当の前田です。
今日のテーマはPDCAとロジカルシンキングについて 2です。
先日アップした、PDCAとロジカルシンキングについてという記事をアップしましたが、この内容についてもう少し聞きたいという声がありましたので、もう少し追加させていただきます。
前回の記事では、MECEとロジックツリーについて記載しましたが、同様に狭義の意味でのロジカルシンキングである項目について触れます。
1. ピラミッドストラクチャー
2. 弁証法
1. ピラミッドストラクチャー
ピラミッドストラクチャーとは、伝えたい「結論」と「その根拠」をピラミッド状に図式化するフレームワークです。
例えば、取引先にプレゼンをしているときや、上司に報告をしているときに、こんなことを言われた経験が誰にでもあるかと思います。
「で、結局のところ、君はどうしたいの?」
「もう少しポイントを絞って教えてくれないか」
言われてしまうと、自分の力不足を痛感するフレーズですが、このフィードバックがない限り、自分の弱点を理解することはできません。
ここがひとつ、成長のポイントであると捉えて、自己研鑽しましょう。
ピラミッドストラクチャーとは、ある結論に対して、その証拠・根拠をピラミッド状に、下に列挙しながらマップを作ることで、
説得力を増していくフレームワークです。
例:
【結論】自社は観光産業に参入するべきだ
⇒根拠1「今後、観光産業の市場拡大が見込まれる」
・過去3年間、右肩上がりの業界である
・ツアーが流行っている
⇒根拠2「自社の強みが観光産業に活かせる」
・新しくツアーのサービスを発足させるためのノウハウがある
2. 弁証法
弁証法とは、対立する意見を統合してより優れた案を見出すための手法です。
つまり、新しいビジネスモデルを考えるための考え方としても利用できます。
意見A
意見Aと対立する意見B
意見AとBを踏まえた意見C
これらを登場させることが基本です。
例:
意見A ダイエットを成功させたい
意見B 食事制限はしたくない
意見C 運動量を増やすことで、食事制限を気にせずにダイエットを成功させる
この論法の良い点は、ブラッシュアップされた意見が出るだけでなく、否定的なニュアンスを出さずに会議を進めることができるので、
とても前向きな印象を与える点にあります。
ぜひ、皆さんもビジネスの場で積極的に実践してみてください。