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PDCA研究所:セミナー研修のラーニングモアの日々つれずれ、担当の前田です。
今日のテーマはイエスバット法です。
皆さんは「イエスバット法」をご存じでしょうか?
ビジネスの場でよく用いられている話法なんですが、「相手の意見に対して反論したいけど、気分を害したくない…。」という時に使うことができます。
具体的な内容を説明すると、まず相手の意見に対して「そうですね(yes)」と肯定的な意思表示をし、その後「しかし(but)」と自分の意見を伝える話法になります。
例えば、友人に「今日は焼肉に行こう」といわれたとして、あなたが焼肉の気分ではなかった場合、「焼肉は嫌だ」と真っ向から否定してしまうと、少なからず友人が嫌な思いをしてしまう可能性があります。
ですが、ここでイエスバット法を活用し、「焼肉も良いけど、今日はラーメンがいいな。」と伝えてみるとどうでしょうか?
肯定的な言葉が含まれることで、言葉の印象が柔らかくなりますよね。
この会話をビジネスの場に置き換えてみてください。
例えば、商談の場面で、「この商品他社に比べて少し高いなあ。」とお客さまに言われたとして、ここで、「そうですね。ただ、他社にはない5年間の保証がついているため、それを踏まえるとお買い得ですよ。」と返答すれば、相手の気分を害さないだけでなく、商品のさらなるアピールもできてしまいます。
商談の場だけでなく、この方法は社内の会議や議論の場でもおおいに活用することができます。
このように相手の意見をまずは受け入れるワンクッションを間に挟む話法の総称を「クッション話法」といい、イエスバット法のほかにも「イエスアンド法」や「イエスイフ法」などがあります。
相手への反論に少しだけ工夫を加えるだけで、相手との会話がスムーズに進む可能性が高くなりますから、ぜひ活用してみてくださいね。