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PDCA研究所:セミナー研修のラーニングモアの日々つれずれ、担当の前田です。
今日のテーマは人の成長におけるPDCAです。
突然ですが、あなたがお子さん(あるいは親戚の子ども)がゲームばかりしてまったく勉強しないことに困っている場合、どのように声掛けをしますか?
「ゲームばかりするな!」とか「勉強しないと将来困るぞ!」とか、そんな叱咤激励をすれば、子どもはわかってくれるでしょうか?
おそらく、ほとんどの場合、答えは “NO” です。
人は強制され、監視され、管理されていることに不快感を覚えるものです。
子どもをゲーム嫌いにしたければ、以下のように声掛けをしてみるのではいかがでしょうか。
「今日は絶対に5時間ゲームしなさい」
「何よりもまずゲームを優先しなさい」
「ゲームをするときは集中して、一生懸命取り組みなさい」
「今週中にクリアするステージの目標は?」
「目標に対しての進捗を報告しなさい」
「なぜ目標達成できなかったのか?理由は?」
「達成できなかったのならいつまでに取り戻せる?」
「やり方が悪いのでは?」
「ほかにやり方があったのでは?」
・・・これって、「仕事」や「勉強」にかえても成り立ちますよね。
本来夢中になれるものでも管理されると嫌になることが、上記のゲームの例から容易に想像ができます。
ではどうすれば、「仕事」にしろ「ゲーム」にしろ「勉強」にしろ、好きになれるのでしょうか。
それは、自分で自分を管理することです。
PDCAを自ら回して成長できる人材になれれば、人から管理されることなく、自分の「好き」を高めていくことができます。
これはPDCAをまわす本人だけでなく、声掛けをする上司や先輩の立場の方にも言えることです。
どのような声掛けをすれば部下は自ら成長できる人材になれるのか?
与えなさすぎず、与えすぎず、そっと背中を押してやる役目であることを心に留めておきましょう。